オーストラリア、シドニーのクリニカル・アロマセラピスト
〜 環境も考える、本気のクリニカル・アロマセラピー、ナチュラル・セラピー
こんにちは。
今週は新プロダクト開発ウィークで、フェイス&ボディ・スクラブとデオドラントを試作しました。全部食べられる材料で作ったスクラブは、香りも味も最高。自分自身あまりスクラブを使わない理由は、環境への影響。だから環境負担のないスクラブを開発する必要があるのです。そして、アルミニウムなしのナチュラル・デオドラントも昨日自分で実験。2時間半の柔術トレーニングで大汗かいても効き目は変わらず満足。現在、友人の協力を経て人体実験中です。
さて、ここ数年問題になっているマイクロビーズは、安物のスクラブや歯磨き粉に使用されていると言っても過言でない、プラスチックでできた極小のビーズです。スクラブがブルーだったり、ピンクや赤だったり。カラフルなビーズが何からできているか考えたことはありますか?「わ〜カラフルできれい。使うのが楽しくなっちゃう!」なんておバカな発言はしていませんか?
このマイクロビーズが自然環境を破壊しています。スクラブなどの役目が終わったマイクロビーズは、当然水と一緒に排水され、下水処理場に到着します。ところがその名の通り極小であるために、フィルターに引っかからずそのまま海へ排出され環境汚染に。そして、小魚やその他の海洋生物がこのビーズを食べ、さらに大きな魚が食べ、やがて食卓に上がったその魚を人間が食べる。この間にビーズの表面には汚染物質が付着して、私たちはそれも食していることになります。実際に多くの調査で、私たちが自ら排水したマイクロビーズを再び口から入れて体内に取り込んでいるということが分かりました。なんて恐ろしい。。。
お隣ニュージーランドは今年の7月までにマイクロビーズを禁止します。オーストラリア政府は、同時期までにマイクロビーズ製品を製造している会社は、自主的にマイクロビーズの使用を止めるように呼びかけていますが、完全廃止にならなければ法律で取り締まるしかないという姿勢です。
オーストラリアで自主的にマイクロビーズの使用廃止を発表した一部の会社は、以下の通りです。(サーフライダー基金オーストラリアによる)
Unilever(ユニリーバ)
L’Oreal(ロレアル)
Beiersdorf(バイアスドルフ – ニベアの製造会社)
Reckitt Benckiser (which manufactures Clearasil products)(レキットベンキーザー – クレアラシルの製造会社)
Johnson and Johnson(ジョンソン・アンド・ジョンソン)
The Body Shop(ボディ・ショップ)
Ella Bache(エラ・バシェ)
Clarins(クラランス)
Woolworths(ウールワース、自社ホームブランド)
Coles(コールズ、自社ホームブランド)
残念ながら日本は出遅れており、まだ政府が主体になって全面廃止をするという活動はあまりみられません。そんな時もぜひご自分でプロダクトに使用されている材料をよく読んで正しい判断をすることで、マイクロビーズ製品の不買運動に参加できます。一人ひとりが意識を変えるだけで、世の中は大きく変わります。マイクロビーズ廃止、ぜひご協力ください。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
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