オーストラリア、シドニーのクリニカル・アロマセラピスト
〜 環境も考える、本気のクリニカル・アロマセラピー、ナチュラル・セラピー
先週からシドニーは暑い日が続いています。昨晩は夜8時半ごろ外を歩いていても、熱風を感じるほどでした。もう今すぐ海に飛び込みたいと思えるほどの蒸し暑さ。そんなことで今日は別のサイトで以前掲載した海水の話をリブログしますね。
もうこれは子供のころから思っていることですが、海水に浸かっているととてもリラックスできます。多くの友人が同じことを言いますし、リラックスどころか悩みごとも消えていた、などという意見も。
それもそのはず、私たちが生まれる前、まだ羊水の中にいるころからこの塩分のある水に触れているわけですし、ヒトの体液の塩分濃度は脊椎動物が生まれた時代の海水の濃度に近いともいわれています。太古の海水は今現在よりも濃度が薄かったんですね。
海水は傷にも良く、子供のころ転んで流血、おまけに化膿していた膝の傷が、海水浴したその日の夕方には膿がすっかり取れて、カサブタになって急速に回復したことに子供ながらに驚いた記憶があります。
細胞というものは不思議なもので、それ単体では何でもないかのようにとられがちですが、実は大変な働きをしてくれています。だから細胞たちもリラックスが必要!という理由を付けて泳ぎにいくわけですが、やはり海水に浸かった後の体は皮膚も柔らかく保湿クリームもいらないし、それ以上に心身ともにリラックスします。海水はミネラルも豊富ですから、温泉を楽しめないオーストラリアでは、温かくはないですがまさに温泉代わり。せっかく作ったオーガニック・ボディ・クリームの出番がないほどです。夏は温泉ならぬ、海水療法でスキンケア。でもオゾン層のない国ですから、日焼け止めはきちんとします。
シドニーのような大都市からすぐのビーチでも、まだまだ水が透明で綺麗なオーストラリア。泳ぐたびにこんな海水に感謝しつつも、これから何百年先もこの綺麗な海を維持できるように、環境についても考えさせられます。地球という生命体に存在する海水を綺麗に保つのは、私たちの体という生命体の血液を綺麗にすることと似ていませんか?だから自分の血液をサラサラに綺麗にしたければ、海水にも同じことをしてあげるといいかもしれませんね。ゴミは捨てない、環境に優しい日焼け止めを使う、などなど小さいけれど私たちにできることはたくさんあります。そういう意識が自分の細胞にも確実に伝わって、意識が高くなればなるほど体も反応してくれると思います。
そこで環境にも肌にも悪い日焼け止めはもうやめようというエコ・チャレンジ。今日は、私が愛用している肌にも環境にも良い日焼け止めを紹介します。顔用と体用と2種類。
顔用:Badger 子供用サンスクリーンSPF30 (80mlで$18くらい。iHerb.comで購入)
98%オーガニックで、ホイップクリームのようなふわっとした使い心地。オレンジとバニラの香りが子供にも喜んでもらえそうです。40分のウォータープルーフ。日常にもビーチにも使用しています。他にラベンダーなど香り違いもあり。
体用:Grahams サン・クリアー SPF 30+ (150gで$25~28くらい)
2時間のウォータープルーフ。このメーカーは、オーナーの息子さんの肌荒れがひどくて、肌にやさしい日焼け止めを開発したことが始まりです。なので、敏感肌にも子供にもおすすめ。ローズヒップ、シアバターなど肌に潤いを与える成分がたっぷり。
どちらも有効成分はZinc。数ある日焼け止めの中でも特に安全でナチュラル。いわゆる紫外線吸収剤ではなく、紫外線反射剤です。さらにどちらも「Reef Friendly」で、これは日焼け止めをつけて海に入ってもサンゴ礁に悪影響を与えませんよ、ということ。環境にも肌にもやさしい。もちろんビーチでは日焼け止めにサングラスと帽子をプラスします。
そして、Zincに関して一つ覚えておいてほしいのは、中にはこのZincをナノ化して日焼け止めに使用しているものがあるということ。ナノ化された成分は細胞レベルで入り込めるので、ヨーロッパなどでは発ガン物質として調査が進められています。もちろんこの2つの日焼け止めにはナノ化されたZincは使用されていませんが、今後購入する時の参考にしてくださいね。ラベルに「nanoparticle」という文字があったら注意が必要です。Zinc以外にもナノ化された成分が使用されている化粧品などはたくさんありますから、自分の目で確認して購入するといいでしょう。
以前イルカと泳ぐ時にも日焼け止めの影響がないか罪悪感に陥ってしまった私ですが、この日焼け止めを使うようになってからは、生物や環境への影響も最小限に抑えられると思うと、気分良く泳ぐことができます。スーパーで普通に売っているものより少しお値段は高めですが、自分の体へも環境へも影響するものです。エコ・チャレンジの一環として、将来への貢献という角度の違った考え方をしてみるのもいいと思います。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
精油に関する質問はお気軽に、hello@carnaaromatics.com.auまでメールくださいね。
facebookアカウントは、Carna aromatics – Japan
インスタグラムは、carna_aromatics
インスタグラムやfacebookのキャンペーンなどもたまにしています。