Carna Aromatics – オーストラリア流アロマセラピー
〜 環境も本気で考える、クリニカル・アロマセラピー、ナチュラルライフ
こんにちは。
ロシアによるウクライナへの攻撃は、収まるどころかますます激化しています。心が痛むような毎朝のニュースとは対象的に、ラベンダー精油を焚きながら眠りにつける静かな毎日に心から感謝しなければと思います。
ここ最近、SNSなどで白い鳩がオリーブの枝をくわえているイラストや壁画アートを見かけたことはありますでしょうか？黄色と青のウクライナの国旗と組み合わせたデザインなど様々です。
白い鳩とオリーブの枝は平和の象徴。ギリシャ神話に始まり、古代ギリシャやローマの時代から、オリーブの枝は平和を意味してきました。青と白の国連の旗にもオリーブの枝がデザインされています。
戦争を望む人はそれによって自分に利益がある人だけ。そうでなければ殺し合いなど誰も望みません。ですからオリーブの枝が再びシンボルとして頻繁に使用されるということは、世界中で多くの人が一日も早い停戦を祈っていることになります。
さてそのオリーブですが、オイルや実は食用としてとても身近な存在です。アロマセラピーの世界では、私は日常的には使用していませんが、マッサージなどで使用する方がたまにいます。
オイルとしてのオリーブは、熟した実から搾られます。パルミチン酸やオレイン酸を多く含み大変栄養価が高いので、サラダを始めとした料理に使用されることも多く、価格も味もクオリティーによって様々。マッサージオイルとしてはやや重たい使用感なので、使用する場合はほかのオイルと混ぜて使用するといいでしょう。
外用として使用する場合は、捻挫や打ち身、アザ、虫刺され、それからローズマリー精油を混ぜてフケの悩みにも対応できます。
オリーブオイルの独特な香りは食用にはいいのですが、肌につける時に気になるもの。そういう場合はrefinedという色や臭いを取り除いたタイプのものを使用する選択もありますが、栄養の点では劣ることを覚えておきましょう。ただし、これはオイルや加工工程によって異なりますので、中には栄養価が大きく変わらないものもあります。
オリーブオイルがない家庭はないと言っていいほど誰でも使用するオイルですので、若い頃、友人宅に突然泊まることになりスキンケアを持参していなかった私は、添加物いっぱいの友人のスキンケアを拒否！カモミールティーを化粧水代わりに、オリーブオイルを美容液代わりにしてしまいました。両方とも食用だし、安全で肌にも栄養があります。ちょっとしたスキンケア裏技ですね。
ここ数週間はそんな身近なオリーブオイルのボトルを手に取るたびに、ウクライナに一日でも早く平和が訪れることを祈りながら使用しています。
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＊ブログで紹介するエッセンシャル・オイルの効果や効能は、プラクティショナー・レベルの高品質のオイルの場合に期待できるものであり、雑貨店などで販売されているオイルに同様の効果を約束するものではありません。
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プロフィール
YUKIKO – クリニカル・アロマセラピスト。日本、ニュージーランド、オーストラリアで長年メディア業界で仕事をするが、長時間労働の中、自分の健康が一番大切と気づきナチュラル・セラピーを勉強する。科学的に証明された精油の作用をベースとして、個人の症状に合わせた治療目的のブレンド、芳香目的のブレンドなど、エッセンシャル・オイルのハーモニーを創り出すことが得意。Australasian College of Natural Therapiesでアロマセラピー・クリニック優秀賞を受賞して卒業。好きなことは、自然、動物、読書、音楽、ヘルシー・クッキング、ガーデニング、旅、ブラジリアン柔術（青帯）。Australian Traditional Medicine Society会員。