Carna Aromatics – オーストラリア流アロマセラピー
〜 環境も本気で考える、クリニカル・アロマセラピー、ナチュラル・セラピー
こんにちは。
柔術を通して知り合ったオージーの友人、エリッサさん。今はメルボルンに引っ越してしまったけれど、同じ頃から始めて同時に上達していったので、いつも同じクラスでペアを組んだことから仲良しに。たまには柔術着じゃなくておしゃれしてカフェでも行こうよという運びになり、カフェやブティックの並ぶパディントンで待ち合わせました。
ウィンドウショッピングをしていた時のこと、Red Cross かVinniesか忘れましたが、セカンドハンド品を販売する教会のチャリティショップでレザーバッグを探していたエリッサさんが言いました。
「私、絶対に新品のレザーは買わないことにしているの」
理由は無駄に動物を殺したくないから。彼女はベジタリアンではありませんが、かと言ってお肉大好きというタイプでもありません。でも食生活は完全にできないからこそ、できるところで実行したいそうです。
だから革製品をまったく使わない訳ではないけれど、新品は購入しない。スキンケアやメイクも、もちろん動物原料を使用しないヴィーガン。
自分に完全にNOを突きつけるのは難しくても、こういう方法もあるんだなと教えられました。
一方で、こんな友人も。優れたレザー製品を多く生み出すイタリア出身なのに、一切レザーを身につけないというオカマのお兄さん。片手で携帯を耳に当て、イタリア語全開で話しまくる彼のもう一方の手は空中で上下左右に動き回り、あまり視力の良くない私でも待ち合わせの時に300メートル先からでも容易に見つけられます。
そんなお兄さんに、以前私がレザーの何かを持っていたら、例の大袈裟な手の動きを交えて、舌打ちしながら厳しくNOと言われました。笑
彼もベジタリアンではないのですが、特にラム肉に関しては厳しくて、子羊のかわいい姿を見てからは絶対に無理と言います。この気持ちよ〜く分かります。春先の牧場でぴょんぴょん跳ねる姿を見たらもう無理ですよ。
それがある日、スーパーで消費期限が迫ったラム肉が半額で販売されていました。それを見て私に「こういう場合は逆に食べてあげないと、犠牲になった命が無駄になるのよ」と言って躊躇せずにバスケットへ。
そう、通常販売のラム肉は買わないけれど子羊の命を無駄にしたくないから、誰も買わないで廃棄になるものは自分が食べるというのです。
この姿勢も素晴らしいなと感心しました。
どちらも根本的には殺傷に反対だけれど、すでに犠牲になったものの命が無駄にならないために、敢えてそれを購入する。
私は布製のバッグを自分で作るのが好きなので、レザーバッグは持っていたかしらと思い出してみました。祖母の形見の黒いフォーマルハンドバッグ、仕事用のパソコンが入る黒いバッグ、この2つくらいでした。でも、バッグじゃなくてもっと問題だろうなというものを思い出しました!
成人式の時に振袖と一緒に使用した、フォックスの毛皮のストール。はい、完全に動物愛護団体から生卵投げつけられコースです。
しかし私の友人たちの理論に従えば、すでに犠牲になってしまった命はきちんと使ってあげなければいけないのです。実家の断捨離時にメルカリに出品するか?大切に使ってくださる方が見つかればいいのですが、今どき成人式以外で出番はないから需要もないだろうし。それがダメなら自分で使うか?私のは当時流行した真っ白ではなく黒なので、まあ使おうと思えば使えるのですが。命をまっとうさせてあげるために方法を模索中です。
皆さんはこういうものお持ちですか?お持ちであれば、どうしていますか?
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
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プロフィール
YUKIKO – クリニカル・アロマセラピスト。日本、ニュージーランド、オーストラリアで長年メディア業界で仕事をするが、長時間労働の中、自分の健康が一番大切と気づきナチュラル・セラピーを勉強する。科学的に証明された精油の作用をベースとして、個人の症状に合わせた治療目的のブレンド、芳香目的のブレンドなど、エッセンシャル・オイルのハーモニーを創り出すことが得意。Australasian College of Natural Therapiesでアロマセラピー・クリニック優秀賞を受賞して卒業。好きなことは、自然、動物、読書、ヘルシー・クッキング、ガーデニング、旅、ブラジリアン柔術(青帯)。Australian Traditional Medicine Society会員。