オーストラリア、シドニーのクリニカル・アロマセラピスト
〜 環境も考える、本気のクリニカル・アロマセラピー、ナチュラル・セラピー
こんにちは。
骨折してから4週間(詳細は2つ前のブログをご覧ください)、先週からかなり通常の動きができるようになり、ロックス・マーケットもほぼ普通にこなせるようになりました。この間、色々感じたのは周囲の人がこんなにも優しくて協力的だということ!もうこれを経験するために骨折させられたのだな、としみじみ思いました。
いつも大きなスーツケースを運ばなければならないのが一番の問題だったのですが、友人が車で運んでくれおまけにランチまで作ってくれたこと。朝早くからありがとう。帰りに何度か使用したUberのドライバーさんたちも終始「大丈夫?」と気にかけてくれました。
そしてマーケットでは、周囲の店の人々が高いところに手が伸ばせない私の代わりにセットアップをしてくれたり、回復するようにと栄養満点の野菜ジュースをご馳走してくれたり、すれ違うたびに「今日は大丈夫か?何か必要なことがあればすぐに手伝うから呼んでね」と声を掛けてくれたり。また寒さで肋骨の間の筋肉が収縮して極度の痛みがあった時には、もう一枚あるからと上着を膝にかけてくれたり。近所だからと帰りに車で送ってくれた人までいました。
感動。泣
もう長いことマーケットをやっているファッション・デザイナーのレイさんが以前話してくれたことがあります。「ロックスマーケットの店のオーナーたちは、もうみんな家族同然だから。困ったことがあればお互い助けるのは当然よ。何かあったらいつでも私に連絡してね、手伝いに行くから!」と。自分の店番だってしなくてはいけないのにですよ。
でも本当にその通り、自分のお店を放置してまで声かけしてくれる人が多いこと。強風の日はお互いプロダクトが吹き飛ばされたら拾いに行く、雨が降れば必要な道具を貸しあって雨水対策をする、忙しい時に代わりにランチを買ってきてくれる、スナックを分け合う。私も骨折前に得意の腕力を生かして、隣の店の大きな鉄の棚が強風であおられて倒れそうになったのを必死で抑えました。おかげで怪我人なし。お客さん含め、みんなびっくり!まあ、安全は屋外のマーケットで一番重要なことですから当然のことをしただけですが。
何よりも嬉しいのは、このマーケットは環境に優しくてハンドメイドを売りにしているので、お互いの作っているものがどういうストーリーを持っているのか話を聞くこと。それぞれのモノにそれぞれのこだわりがあって、本当に同じものは一つとしてないということです。(これについてはまたいつか詳しく書きますね。)そんな人々で構成されているマーケットで、自由に動けない時にこれだけ多くの人に支えられて、レイさんの言う「家族同然」を身を以て実感しました。
基本的に、人に助けられると逆に自分がしっかりしていないと感じてしまう傾向がある私。でも今回のことで思いました。こういう機会は人の親切を再確認するために与えられるのだから、遠慮なく世話になり、甘えなさい。確かにそうです。自分だって人を助けてあげると気分もいいし、何よりそれに対して見返りを求めて行動していない、心の底からただ単に「助ける」ということをしているだけなのです。だから素直にそれを受け入れて、助けてくれたことに対して感謝すればいい。だってここのマーケットの人々は家族なんだから。
6月にマーケットを開始してから毎回新しいことを学んできましたが、今回の学びは大きかった。そして心から「家族みたいなマーケット」を感じ取ることができました。
そして、マーケット以外でも道場仲間や昔からの友人も重い買い物をしてくれたり、体を支えながら歩いてくれたり、郵便局に荷物を取りに行ってくれたりと、もう感謝しきれないくらい助けてもらいました。
日頃健康でいると忘れがちな周囲の人の存在や親切。人生初の骨折できちんと気づかせていただきました。
まだまだ柔術に復帰できる状態ではありませんが、それでも確実に回復を感じています。マーケットで冗談を言う余裕も出てきました。この貴重な経験を生かして、これからのマーケットで今度は自分が助ける立場として貢献できればと思います。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
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